渋谷に広がるエコロジカル・ネットワーク|東急プラザ原宿「ハラカド」

こんにちは。「Midori_Times.net」編集部です。

みどりと人、いきものをつなぐ場所をたどる本シリーズ。今回は神宮前交差点の複合施設、東急プラザ原宿「ハラカド」をご紹介します。

にぎわいの中心にありながら、都市の中に新しい「余白」を生み出しているハラカド。商業施設としての魅力だけでなく、開かれた空間づくりや環境との調和を意識した設計によって、渋谷のエコロジカル・ネットワークの中で確かな役割を担っています。

東急プラザ原宿「ハラカド」とは?

東急プラザ原宿「ハラカド」は、2024年に開業した複合施設です。明治通りと表参道が交わる神宮前交差点に位置し、東急プラザ表参道原宿「オモカド」と向かい合う位置にあります。

館内にはショップや飲食店に加え、ギャラリーや銭湯、クリエイターの発信拠点などが集まっています。また、施設内の随所に設けられたオープンスペースやテラスが、人の流れや滞在のあり方に新しいリズムを生み出しています。

そんなハラカドの特徴は、「にぎわい」と「余白」を併せ持つ点です。大きな商業施設でありながら、あえて店舗数を絞ったフロアなど、場所ごとに異なる表情を持たせることで、訪れる人が思い思いに過ごせるよう設計されています。屋外と屋内、街と建物の境界もゆるやかにつながり、自然と人の流れが交差しています。

また、建物の内外には植栽や自然素材が取り入れられ、都市の中にありながら、みどりや風を感じられます。こうした空間は、訪れる人にとっての心地よさだけでなく、鳥や昆虫をはじめとする小さないきものの拠点となる可能性も秘めています。

都市の中でみどりのつながりを生み出す

前述のとおり、ハラカドでは、商業施設としてのにぎわいを生み出しながら、環境に配慮した取り組みも行われています。自然光や風を取り入れた空間設計や、みどりを活かした景観づくりは、環境負荷の低減とともに、都市における快適性の向上にも寄与しています。

多くの人が集まる場所だからこそ、環境に配慮した設計を積み重ねることが、都市全体の質を高めることにつながっていきます。

また、ハラカドは周辺のみどりとつながることで価値を生む拠点です。例えば、向かいにあるオモカドの「おもはらの森」、表参道のケヤキ並木、明治神宮の森などとつながり、ハラカドはエコロジカル・ネットワークを形成する拠点のひとつとなっています。

最後に

東急プラザ原宿「ハラカド」は、にぎわいの中に余白を生み出すことで、人と自然の新しい関係をつくり出しています。大きな森や公園だけでなく、建物の中や街のすき間にある小さなみどりや空間も、都市の生態系を支える大切な要素です。

原宿を訪れた際は、ぜひ「ハラカド」に立ち寄り、風や光、みどりの気配に目を向けてみてください。そこには都市に広がる新しいエコロジカル・ネットワークの姿が見えてくるかもしれません。