渋谷に広がるエコロジカル・ネットワーク|渋谷フクラス

こんにちは。「Midori_Times.net」編集部です。

今回は渋谷駅西口の新たな玄関口として2019年に誕生した「渋谷フクラス」をご紹介します。渋谷フクラスは、東急プラザ渋谷やオフィス、バスターミナル、観光支援施設などを備えた複合施設として、渋谷を訪れる多くの人々を迎え入れています。同時に、東急不動産が環境への取り組みを実践する場としても重要な役割を担っています。

渋谷フクラスとは?

渋谷フクラスは、旧「東急プラザ渋谷」を含むエリアの再開発によって誕生した複合施設です。

施設名「フクラス」は「膨らます」という言葉に由来し、人々の幸せや可能性を大きく育んでいくという思いが込められています。渋谷駅西口の交通の要衝として、バスターミナルや観光支援施設が整備され、国内外から訪れる人々を迎える新たな玄関口となっています。

また、商業施設やオフィスとしての機能を備えるだけでなく、渋谷という都市の魅力や活力を高めるまちづくりの拠点としての役割も担っています。

渋谷の空に開かれた屋上庭園「SHIBU NIWA」

そんな渋谷フクラスを象徴する空間のひとつが、17階に設けられたルーフトップガーデン「SHIBU NIWA」です。

東急プラザ渋谷の「プラザ(広場)」というコンセプトを体現する場所として整備されたこの空間は、渋谷の街並みやスクランブル交差点を見渡せる開放的な屋上庭園となっています。一般の来館者も利用できるパブリックスペースとして開放されており、都心では貴重なくつろぎの場となっています。

約614㎡の広々とした空間には樹木をはじめとする多様な植栽が配置され、渋谷駅前とは思えない落ち着いた雰囲気が広がります。多くの人が行き交う都市の中心部にありながら、空や緑を身近に感じられる場所として親しまれています。

東急不動産が取り組む環境プロジェクトにおいても、こうしたオープンスペースは重要な役割を担っています。人々が自然と触れ合い、季節の変化を感じる機会を創出するとともに、都市の中に点在する緑地のひとつとして、生態系ネットワークの形成に寄与しています。

「Vegetable Smiles」と「芋緑化」

また、渋谷フクラスの屋上では、こちらの記事でもご紹介した東急不動産の菜園活動「Vegetable Smiles(ベジタブル スマイルズ/通称:ベジスマ)」が行われています。

一般的に、屋上菜園というと緑化や景観向上の取り組みといったイメージが強いかもしれませんが、植え付けや収穫を通じて入居テナント同士の交流を促したり、環境について考えるきっかけを生み出したりするなど、コミュニティ形成の場としても機能しています。

あわせて、空調室外機の周辺でサツマイモを育てることで、機器周辺の温度上昇を抑える「芋緑化」と呼ばれる取り組みも行われています。

「芋緑化」は一般的な屋上緑化と異なり、野菜を育てながら省エネルギーにも貢献できる点が特徴です。さらに、秋にはサツマイモを収穫できるため、環境価値と収穫の楽しさを両立できる取り組みとしても注目されています。

渋谷フクラスは、渋谷駅西口の新たな玄関口として多くの人々を迎え入れる一方、屋上では野菜が育ち、人々が交流し、生きものが訪れる環境が育まれています。

渋谷周辺を訪れた際には、ぜひ渋谷フクラスに立ち寄ってみてください。人とまち、人と自然の新しいつながりが見えてくるかもしれません。